DVD/Blu-rayの規格やファイル構造。動画を書き込む前に知っておくこと

DVD/ブルーレイディスクはデジタル方式で映像データを保存することができるメディアです(データも当然書き込めます)

とりあえず知っておいたら良いことを書いておきます。

DVD-Videoの規格

DVDの規格は、動画をDVD-Rなどに書き込むときの基準にもなりますので、一応覚えておいて損はありません。

映像規格:MPEG-2PS
最大ビットレート:映像9.8Mbps 音声・字幕10.08Mbps
最大解像度:720×480
音声圧縮形式:Dolby Digital/DTS MPEG リニアPCM
メディア容量:4.7GB 片面一層  8.5GB

VIDEO_TS・AUDIO_TSとは

DVD-RにVideoとして動画を書き込むには下記のファイル構造にする必要があります(オーサリング)

映像DVDの構成ファイルは「VIDEO_TS」フォルダの中に収納されています。

■VIDEO_TS・・・DVD Videoの本体となるもので映像やメニューなど各種ファイルが収納されています。

■AUDIO_TS・・・DVD Audioで利用される音声ファイルが収納されるフォルダです。通常DVD-Videoの場合、映像ファイル内(VIDEO_TS)に音声や字幕が含まれているので利用されることはありません。

※DVD Audioは音楽に特化した映像規格で高音質な音声を収録できる規格ですが、現在はほとんど使われていません。

VIDEO_TSフォルダのファイル構造

下記は一般的なVIDEO_TSフォルダを構成しているファイルです。
オーサリングをすると下記のフォルダ・ファイルが作られます。

■VIDEO_TSの中身

●VIDEO_TS.IFO・・・映像の再生順序など、DVD全体の読み込みに関する情報が収まられたファイル。
●VIDEO_TS.BUP・・・「VIDEO_TS.IFO」のバックアップファイル。「VIDEO_TS.IFO」が破損したときに読み込まれます。
●VIDEO_TS.VOB・・・メニュー画面の情報が収められたファイル。
●VTS_01_0.IFO・・・映像の制御を行うためのファイル。
●VTS_01_0.BUP・・・「VTS_01_0.IFO」のバックアップファイル。「VTS_01_0.IFO」が破損したときに読み込まれる。
●VTS_01_0.VOP・・・メニュー画面として使われることがあるファイル。
●VTS_01_0.VOP~・・・映像収録ファイル。規格で1GB以上は扱えないので1GBを超えると「VTS_01_2.VOP」「VTS_01_3.VOP」となります。

DVDに動画を書き込むときに必要なものとは?

DVDをコピーするためにはパソコンとDVDの書き込みに対応した光学ドライブ、DVDメディア(DVD-R・DVD-RW)が必要です。光学ドライブが、どのメディアに対応しているかを調べたい場合はデバイスマネージャで機器名を調べてからメーカーで検索してください。(又は光学ドライブの全面に表記されたロゴで判断できます)

ノートパソコンに「光学ドライブ」が内蔵されていない場合は、外付けを用意します。

DVDのみ対応モデル⇒ DVDドライブ  USB3.0/バスパワー対応  (Windows10/Mac対応)

メディアの種類(DVD-R、DVD+R)について

DVDメディアには+とーがありますが規格を制定した団体の違いであり性能に差はありません。
ただし現在では「-」が主流で「+」はほとんど使われていません。

「DVD-R」と「DVD-RW」との違いは「DVD-RW」は書き込んだデータを削除、再度記録することができます。ただしDVD-RWは高価なので用途に合わせて購入する必要があります。

■DVD-R
片面1層 / 記憶容量4.7GB / 記録回数1回 / 対応書き込み速度1~16倍

■DVD-RW
片面1層 / 記憶容量4.7GB / 記録回数1000回 / 対応書き込み速度1~8倍


DVD-Rには1層と2層がありますがコピーする映像DVDが2層の場合には2層のメディアを用意する必要があります

■DVD-R DL
片面2層 / 記憶容量8.5GB / 記録回数1回 / 対応書き込み速度1~8倍

DVDコピーには無劣化(1層から1層へコピー)と圧縮コピー(2層を圧縮して1層へコピー)がありますので、必ずしも2層のメディアが必要というわけではありません。2層を1層に圧縮する方法はこちらに記載しました ⇒ 動画ISOファイルを圧縮する手順(2層:8.5GB⇒1層:4.7GB

つづいてBlu-rayのファイル構造・規格の説明。

Blu-rayとは?

Blu-rayの規格「BDMV」は映像DVDの約6倍の解像度で映像を保存できるメディアです。

下記のBDMV(地デジ放送のテレビに合わせて制定された)規格は、オリジナル映像BDMVを作る際に必要になります。

覚える必要はありませんが書いておきます。

BDMVの規格

映像規格:H.264(MPEG-4 AVC)、MPEG-2、VC-1
最大ビットレート:映像40Mbps 音声・字幕54Mbps
最大解像度:1920×1080(23.976fps)
音声圧縮形式:Dolby Digital/DTS/PCM
メディア容量:25GB 片面1層  50GB片面2層

BDMVのファイル構造

BDMVは下記の通り構成しないと市販の再生機器では再生できません(=オーサリングソフトを使用することで下記の形式が作成されます)

一番上の階層にあるフォルダ

■BDMV・・・映像のBlu-ray Diskの本体となるもので映像やメニューなど各種ファイルが収納されています。
■CERTIFICATE・・・一部の再生機器で再生するために必要なファイル
■AACS・・・コピーガード「AACS」情報が記載されたファイル

「BDMVフォルダの中身」
下記は一般的なBDMVフォルダを構成しているファイルです。
オーサリングをすると下記のフォルダ・ファイルが作られます。

●AUXDATA・・・サウンドやフォントを格納したフォルダ。
●BUCKUP・・・バックアップデータを格納したフォルダ。
●BDJO・・・JAVAオブジェクトが格納されたフォルダ。
●CRIPINF・・・M2TSファイルのデータベースを格納する場所。
●JAR・・・JAVAアクティブを格納する場所。
●META・・・メタ情報を格納したフォルダ。
●PLAYLIST・・・映像収録ファイル。音声、字幕設定などが格納されたフォルダ。
●STREAM・・・映像ファイルM2TSの本体が格納される場所。
●index.bdmv・・・BBlu-ray Diskのコンテンツ配置情報などが記載されたファイル。
●MovieObject.bdmv・・・ムービーオブジェクトの情報が記載されたファイル。

メディア(DVD-R/Blu-rayディスク)に書き込む前に、これらのフォルダ/ファイルを作成する必要があるということです。

Blu-ray Diskに書き込む時に必要なものとは?

Blu-ray Diskをコピーしたり書き込むにはBlu-rayに対応した光学ドライブとメディアを用意する必要があります。

一口に光学ドライブと言っても片面2層まで対応のものと、片面3層(BDXL規格)に対応したもの、また読み込みのみにしか対応していないものもありますので購入する際は、ただ安ければ良いというわけでもないので注意が必要です。

『光学ドライブ』

Blu-ray対応モデル⇒ DVD/ Blu-ray 対応 ドライブ /バスパワー対応 薄型モデル (Windows10/Mac対応)

『Blu-ray Diskの種類』

BDメディアにも「BD-R」「BD-R DL」「BD-RE」「BD-RE DL」など3層4層を含めると9種類ありますが、パソコンで動画を書き込む・コピー用途で使用できるのは片面1層(25GB)の「BD-R」、片面2層(50GB)の「BD-R DL」のみです。

まちがって家電レコーダー規格である「BD-RE」系のメディアを購入しないようにしてください。

リージョンコードと映像信号

DVD-Rに動画を書き込んでも再生機器と映像DVDの規格が一致していないと再生はできません。リージョンコードは発売地域(国)によって異なりますが、日本の場合はNTSC規格が一般的で映像コードは再生機器、映像DVDともに「2」で揃(そろ)える必要があります。※アメリカ合衆国の場合は「1」、中国本土の場合は「6」です

これは基本なので覚えておくといいと思います。

※リージョンコードは光学ドライブのプロパティから確認できます

映像DVDはアナログ放送時代に設定されていますのでBlu-ray discと比較すると解像度は低くなりますが、映像品質を決める「ビットレート」の最大値はBlu-ray discよりも高いのが特徴です。

コピープロテクトとは?

市販されているDVDには「アクセスコントロール」と「コピープロテクト」が掛かっているのが一般的です。

アクセスコントロール(無許可の再生機器による再生を防ぐ技術)と、コピープロテクト(データをコピーさせないようにする技術)を解除するのも違法とされています。

これらのプロテクトを解除するソフトとして国内で有名なソフトは「DVD Fab」「DVD Shrink」「DVD Decrypter」ですが、「DVD Shrink」「DVD Decrypter」は一部のコピープロテクト(AACS / BD+ / ALPHA-DVD / ARccOS / RipGuard / JumpingBoy / CPRM など)には対応していません。
全てのコピープロテクトを解除したい場合は「DVD Fab」を使用する必要があります。

コピー解除ソフトの開発・配布・販売・譲渡は、現在、著作権法により禁止されていますが入手は規制されていません。

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