Linuxで使われている簡易的な暗号化システム「Encfs」をWindowsで使用する手順です。
VeraCryptの簡易版といった感じですが、コンテナの作成は不要で暗号化も自動で行われます。UbuntuでEncfsで暗号化するのと同じ感覚で使えます。
暗号化や復号にも時間はかかりません。
以下、使い方です。
①任意の場所に暗号化したファイルの格納先を作成(基本的には使用しないフォルダーになるので隠しファイルとかでもOK)
②EncfsSMPをダウンロードして実行します
⇒ https://sourceforge.net/projects/encfsmp/reviews
③「Create new EncFS」をクリック>Mount nameは任意で入力。EncFS pathは先ほど作成した格納先フォルダ>Passwordを入力してOK。マウント時にパスワード入力が面倒な場合は「Store Password」にチェックを付けます。Local driveのチェックを外すことでネットワークドライブとして使用することもできます。
④暗号化するにはマウントしたドライブにファイルを移動するだけです。「マウントをした状態=復号された状態」で通常のファイルと同様に扱うことができます。
暗号化ドライブをアンマウントすると、作成した暗号化フォルダの格納先に暗号化ファイルとして保存されます。
今後はマウントするだけで、通常のファイルとして扱えるので余計な手間もなく、またマウントしていないときは暗号化されているので安心です。
EncFSで保存されたファイルを別に読み込みたい場合は、「Open existing EncFS」から設定ファイル込みで読みこむことで開くことができますので、格納先フォルダごとクラウドに保存しておくことも可能です。
とても使いやすいソフトなので試してみてください。